共依存

【共依存恋愛】ダメな彼氏に尽くし過ぎてしまう心理とは?

こんにちは。
心理セラピストのShuntaro(@HeartyCure)です。

・これだけ彼氏(彼女)に尽くしているのに報われない。
・尽くしているのにも関わらず愛されている実感がない。
・いつかは彼氏(彼女)も立派に自立してくれるのを待ち望んでいる。

自分よりも彼氏をいつも優先し、日々頑張りながらも苦しんでいる人っていますよね。

他人からすれば、「そんなに苦しいなら尽くさなければいいのに・・・。別れた方がいんじゃない?」と思われながらも、離れることができずに相手に尽くし続けてしまう。

「私がいなくなったらは、彼氏がかわいそう。何もできない人だから、私がそばにいてあげないといけない。」なんていう気持ちを常に持ち、

あれもこれも、彼氏のためならなんでもしてしまう。自分の都合や気持ちは後回しに彼氏が第一優先。

逐一彼氏の言動が気になり、「これはダメ!」「あれはこうした方が良いよ!」「私がやってあげるからね!」と、まるで相手の母親役を自ら担っているかのような行動を起こしてしまいます。

これだけやっているのに報われず、でもなぜかそれがやめられないという相反する気持ちがあるからこそどうして良いのかわからない。

今回はそんな、“ダメ恋人に尽くし続け苦しんでいる人”に向けた共依存恋愛コラムの第一弾です。

心の中で一体どんなことが起こっているのか、どうしたらこの苦しみから抜け出すことができるのかのヒントになれば幸いです。

なぜ彼氏に尽くし過ぎてしまうのか?

当人からすれば「自然と尽くしたくなる感覚になる」わけですから、他人から合理的なことを言われたり指摘されたところで、それを思考的行動的に「尽くさないようにしよう!」と切り替えようとしたところで実際は難しく、だからこそどうしたら良いのか分からずに苦しいんだと思います。

でもなぜ、尽くし続けることに限界を感じながらも尽くすことをやめられないのか。

この場合、彼氏のことを「ダメな人。」「一人では何もできない人。」「私が何もしなければかわいそう。」「私がそばにいないと。」と、自分の目線フィルターで相手を“ダメな彼氏”に仕立てあげていますよね。

仮に現実的に本当にダメであったとしても、「私がなんとかしなければ。私がそばにいないと彼氏は何もできない。」部分って、事実でしょうか?ということです。

敢えて、そのように相手を見て尽くすことによって、そこには“自分の役割”が発生します。

役割があり全うする自分であれば、彼氏に感謝されたりすることで自分が認めてもらえる感覚を得られたり、彼氏の役に立つことによって自分の居場所を実感することができたり、自分の価値証明が達成できたりと、自ら役割を作り出すことによって何かしらの見返りを実は得ているんですね。

相手をそのように見ているからこそ、何かしらの形で力にならなければ彼氏に対して罪悪感を感じてしまい、「彼氏に対して何もしない自分や、何もできない自分って罪深くて悪いやつだ・・・。」なんて思いがちです。

思考や行動で尽くすことをストップさせると、罪悪感が「必要とされることを必要とする」気持ちを前面に押し出し、必要とされたい欲求を叶える為には、”彼氏がダメな人”である方が都合がよく、ダメな彼氏を自ら作り出しているとも言えます。

また、彼氏に尽くすことが自分なりのコミュニケーション術でもあります。つまりは、尽くすことが関わりとなっていて、それ以外の関わり方がわからないから”尽くすという手段”で関わりを維持しようとする場合もあります。

そうなると、相手がダメな人でなければ関わりが構築しにくく、仮にバリバリ出来るような彼氏とお付き合いしたとしても、どこか満たされない思いが募り結果的に長続きしないんですよね。これもまた、相手にはダメでいて欲しいと心の奥底では思っているからです。

“尽くしたいから尽くす”のではなく、何かしらの見返りや、尽くすという手段を用いなければ関係性を維持できないという背景があるからこそ、尽くすことがやめられない事態に陥ってしまうんですね。

結論として、彼氏がしっかりしていくれることを望んでいたり、自分だけが頑張っていて愛されている感覚が薄いとは思いつつも、この状態を自ら作り出しているということです。

愛ではなく支配と依存【共依存関係】

彼氏に尽くすことや、彼氏を第一優先すること、ダメな彼氏の為に頑張ることが”愛”と思いがちかもしれませんが、結論から言えばそれは愛ではありません。

自分が彼氏に尽くすことによって見返りを求めている心がどこかにあるんであれば、それは「私が〜〜しているんだから、その代わりに〜〜してね。」という支配ではないでしょうか。

物理的な行動に限らず、「これだけ〜したんだから私のことを労ってよ〜」というような気持ち的な見返りも大いにあるわけです。

この考え方があれば当然、思う通りの見返りがなければ少なからず不満な気持ちになるでしょうし、尽くすことが苦しくなってくるはずです。
「これだけ尽くしているのに私の気持ちなんてこれっぽちもわかってくれないし、彼氏は私のことを大切にしてくれなくてひどい。」というような思いに囚われてしまうかもしれません。

また、彼氏側の気持ちとしても、これだけ自分に対して尽くしてくれる都合の良い彼女、という思いを少なからず持っていて、本来であれば自分の力で出来ることすらも彼女任せにして、敢えて”ダメな俺”でいる振る舞いをするものです。そして、彼女の尽くしが過剰になりすぎて重く感じるようになると、都合が悪くなるわけですから関係を崩そうとする傾向もあったり。

この関係性って、“共依存”そのものですよね。互いに互いを必要とし、互いが支配と依存の関係によって繋がり成り立っている(ように見える)状態です。

好きとか愛とかそういうものではなく、“両者にとって都合の良い相手”という現実なわけです。
表面的には苦しくても、心のどこかでは互いにとって都合が良いわけですから離れられないし、”この関係性や関わり方を維持するように”と脳信号が指令を出しています。

上手な尽くし方を知り実践すればこの問題は本当に解決するのか?

ネット上には、この問題の解決策として「適度に尽くせるようになろう!」「尽くし上手になろう!」「見返りを求めることはやめよう!」なんて書いてある記事を見かけたんですが、正直に言えば「そこが問題じゃなくね?」と思います。

尽くし上手になれたところで、根っこにある思い(本当は認められたい、愛されたい、尽くせない役に立てない自分はダメ等)が過剰に渦巻いている限り、その思いや欲求を抑圧していることになるので必ずどこかで反動が起こります。

抑圧していた思いが爆発して、意思に反する行動を起こして相手を傷つけ失ってしまうかもしれませんし、自分の無力感や無価値感に襲われて鬱状態になることも可能性としてはあるでしょう。

「私がいないとダメだ。」「彼氏は一人では何もできないもん。孤独にさせたくない。」「尽くさなきゃならない!」と思っているのにも関わらず、「適度な尽くし方ー♪、上手な尽くし方ー♪」って制御しようとするんですから、感情と行動の不一致によっていずれ我慢の限界に到達するのはある意味当然ですよね。

自分の思考や行動を変えるための努力や、彼氏側の尽くされ過ぎてしまうとどういう心理になるのかを知り彼氏に合わせようとする方向性って、結局のところ本質的な解決ではないと私は思いますが、いかがでしょうか。

そうではなく、なぜ自分は苦しいのにも関わらず尽くし過ぎてしまうのだろうか、自分は一体何を求めているのだろうか、どういう状態になることを望んでいるんだろうか、仮に尽くすのをやめてしまったら自分はどんな気持ちになるんだろうか、そもそも本当に彼氏ってダメな人?私そばに居ないといけないってなぜそう思うの?と、彼氏の心理や適度な尽くし方のような方法論を知るのではなく、自分が自分自身を知ることが何よりも大切なんですよね。

自分を知ることが、この問題を起こしている原因を知ることでもあるわけですから、原因を知らずして適切な対策や解決策は見えてくるはずもなく、成り立たないということです。

解決するにはどうしたら良いのか

解決する為には、尽くされる彼氏の心理を理解し尽くし度合いを調節することでもなく、尽くしていればいつかは報われるという淡い未来に期待することでもありません。

尽くしたくなってしまう自分の心の内側を知り、なぜそうなってしまったのかという原体験を探り、受け入れたくない傷ついた自分の気持ちを癒していくことです。

問題の渦中にいる人にとって、自分の気持ちを癒していくとか自分の心の内側を知るとか、何を言っているのかわけわからん状態かもしれませんが、先ず自分ですぐに出来ることとして、上述したような自分を知るための質問を自問自答するところから始める必要があります。

・なぜ自分は苦しいのにも関わらず尽くし過ぎてしまうのだろうか
・自分は一体何を求めていてどうしたいんだろうか
・どういう状態になることを望んでいるんだろうか
・仮に尽くすのをやめてしまったら自分はどんな気持ちになるんだろうか
・そもそも本当に彼氏ってダメな人?
・私が居ないといけないってなぜそう思うの?
etc…

先ずはここからのスタートです。

なかなか自分自身で実行することは難しい場合もあるかと思いますので、その場合はオンラインカウンセリングや対面心理セラピーをご活用頂ければと思います。

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