心理コラム

子ども心を抑圧した見せかけの大人心

こんにちは。
心理セラピストのShuntaro(@HeartyCure)です。

すんなりと自分の悩み事や相談事を人に話すことができない人は多いですよね。

親やパートナー、仲の良い友人や気心が知れた上司や同僚にすら、自分の本当の気持ちを話すことに抵抗感を感じて、結局いつも自分でなんとかしようと気持ちを押さえつけてしまう。

私自身も、この状態がすごいあって、「自分でなんとかするのが当たり前。」「自分の問題は自分で解決する。」「そもそも相談したいなんて思わない。」のように考えていました。

小さな問題でなければ、さらっと自分でやり遂げてしまうことができるのですが、冷や汗が走るほど大きな問題に直面した時には、とても苦しい思いをしていました。

心の底では、「誰かに助けて欲しい。」って思いながらも、それは口に出してはいけないことだと勝手に思い込んで、小さい問題であろうが大きい問題であろうが、自分で解決することに拘り続けていた為、非常に苦しかったんです。

今日は、そんな苦しみを抱えた人向けに心理コラムを書いていきたいと思います。

自分でなんとかしなくちゃ

このような人は、人に甘え下手で、強がりな姿勢を持ち、自分の力でなんとかしなければならないという価値観を持っています。誰かに頼るなんてことは情けないことであり、弱いできない自分を見せるのはとても恥ずかしく、どんなに自分が苦しかったりきつかったりしても、自分でやり遂げようとします。

心の中では本当は不安な気持ちが渦巻いているのにもかかわらず、「自分ならできる。」「なんとかなる。」と、自分自身に言い聞かせるように、無理に自信を作り出そうとして頑張るのです。

なんでも自分でやってきた人は、周りの人から期待されていると感じている場合が多く、且つ、自分にしかこの問題は解決できないと過信したりもしていたりします。

そういう面では、人を信用しておらず、人に任せたり相談したり助けを求めることができないのですが、自分自身のことすらも信用できていません。

人の期待に応えられない自分は、ダメな自分や価値がない自分と思っている傾向もあり、そんな自分になるくらいなら、今目の前に表れた大きな問題に対して本当は苦しくて誰かを求めたいけれど、自己解決する方向でばかり考えてしまいがちなんですね。

期待に応えて、また応えて、それを繰り返し、段々と心の叫びの苦しみが強くなってきて、しまいにはうつになったりする人もいます。

人に期待されると嬉しい反面、大きなプレッシャーも感じてしまい、絶対に失敗できないと思い込んで期待されることに嫌悪感までも感じることもあります。

問題の中には、現実的に自分一人では解決できないことも往々にして起こるのにも関わらず、自分でなんとかしなくちゃっていう考えしかできないのは、当人にとってはとても辛いことですよね。

気丈に大人っぽく振る舞い、心の中の本音を抑圧して、頑張り続ける人生はかなり危険な状態と言えます。うつになったり自殺に走ったり、どこかで強制終了してしまう局面が訪れる可能性がかなり高いからです。

親子の立場が逆転していた

子供時代、このような人は親のお世話役や、親の期待に応える環境にあった可能性があります。

お母さんが弱々しく、とてもかわいそうに不幸そうにみえていれば、子どもは子どもながらに自分がなんとかしてあげようとか、自分が何かお母さんの役に立たなければと思ってしまうんです。

親からの大きな期待心もあると、それに応えよう応えようと努力を重ね、本当は辛くても苦しくても、そんな自分を親に見せてしまったら親が悲しむのではないか、親が嫌な気持ちになって苦しむんじゃないか。

そんな気持ちでいっぱいいっぱいになってしまい、とにかく自分がなんとか親の為にやるんだ!ってなりがちです。

そんな気持ちでいれば当然、親に甘えることなんて到底できるはずはなく、自分の気持ちを殺すことになるわけですが、これってまるで親子の立場が逆転しているようですよね。

知識も経験も包容力も、圧倒的に子どもの方が小さいのにも関わらず、それを親が子どもに求め続けることによって、子どもは子どもながらなんとかやり遂げようとしてしまいます。親も親で、それを無意識にやっているケースが多いですが・・・。

本来、親は親としての役目、子どもは子どもとしての振る舞いがあるはずなのに、それが逆転してしまい、その子どもが成長して大人になった今でも、そういう人間関係をしてしまいがちです。

隠された強い依存心

甘えを知らずに成長した大人は、根底にはかなり強い甘えたい気持ちを持っています。

そりゃそうですよね、本当は甘えたかった子供心を抑圧され、それが今までずっと満たされずに未完了だったわけですから。

そういう人は、自分でなんとかしなきゃ、自分で解決しなきゃ、と思いながらも、何かの節にかなり依存的になる傾向もあります。

自分の頭で考えることを放棄し、何もかもを人任せにし、この人がいないと生きていけないとまで感覚的に感じることも多々あります。

人によってケースバイケースですが、終始どんな人に対しても自分の弱さや本音を一切見せない人もいますが、特定の人にだけ、特定の場面だけ、かなり依存的に甘えてしまう場合もあるんです。

そして、そのような甘えの一面を見せたが故に人間関係が仮に破綻したとしたらどうでしょうか。より一層、当人の中での「自分でなんとかしなきゃ」という感覚は強まっていき、より本音を隠す人生を歩んでいくことが想像できます。

この問題に限った話ではないのですが、解決の矛先としてはやはり、自分の中の本当の気持ちを認めてあげることです。本当は不安感や期待に応えることに疲れている気持ち、人に甘えたい気持ちや自分の弱さがあるという気持ちを、否定せずに認める必要があります。

「認める」と一言、それは簡単に言うことはできますが、これはかなり大変なことです。なぜならば、今までそれを認められずに生きてきた何十年もの価値観を、がらりと180度変えることだからです。

ただ、根気よく自分と向き合った先に、苦しみから解放され充実した人生を歩むことができるのです。

ではでは!

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