心理コラム

”孤独”を感じる経営者の心理とは

こんにちは。
心理セラピストのりお(@rio10Xu)です。

4月もそろそろ終わりを迎え、ゴールデンウィーク休暇も間近になってきましたね。

長期休暇が控えているとは言えど、コロナウィルスの影響によりあまり休暇感を感じることはないかもしれませんが、もう来週にはあっという間に5月に突入です。一年早いものですね。

さて、今回は「孤独を感じる経営者の心理とは」というテーマで話をしていきたいと思いますが、

知人の経営者からよく「孤独なんです」という話しを聞いてきました。

勿論、経営者の方でなくとも孤独を感じている方は多くいるかとは思いますが、一体何故経営者は孤独と感じてしまうのか。

経営者が孤独と感じる心理について、今回は考察していきたいと思います。

なぜ経営者は孤独と感じるのか

経営者は会社の代表として、会社のビジョンや方針、理念を策定し、最終決定権を持ち、ヒト・モノ・カネを統括する存在。として一般的には思われていることでしょう。

会社全体を俯瞰視して、小さなものから大きなものまで、選択し、判断し、決断する。それらが経営者の仕事であると、私自身も思っています。

そのような仕事の中で、なぜ経営者が一緒に働いているメンバーがいるのにもかかわらず、孤独と感じてしまうのでしょうか。

「経営者として会社やメンバーに対して自分が軸を持っていないといけない」
「自分がしっかりとしていなければならない」
「最終的な責任は自分にあるので強さを持ち続けなければならない」
「自分の弱みをメンバーには見せてはいけない」
「問題解決は自分で完結しなければならない」
「メンバーが働きやすいように不満を抱えないように考えなければならない」
「仕事や信頼を得るためにできる存在でいなければならない」
「仕事や信頼を得るためにできる存在ということを見せなければならない」

などなど、

挙げれば枚挙にいとまがないのですが、
少なからず経営者のこういった思いが見え隠れしています。

責任の重圧を抱えながら、本当はできないことややりたくないこと、悩みを抱えていることを塞ぎ込みながら、誰にも相談せずに(特に自社のメンバーには)一人頑張り続けてしまいます。

そうするとどういう感情が湧き上がってくるかというと、それが”孤独感”になってしまうのです。

そして、その思いの奥底には何があるのかというと、
絶対に感じたくない”恐怖”として、
自分の”無価値感””無力感”というものがある可能性が高いです。

孤独を感じている全ての経営者がそうであるとは一概には言えませんが、孤独感を感じることを選ぶ代わりに、自分の無価値観や無力感を感じないようにしていると考えられます。

孤独を感じていれば、それはそれで本人は辛いかもしれませんが、軸を持って、責任を持って、強さを持って、人に振る舞い続けられるからですね。

そして、本当は弱い自分の心の恐怖に向き合わずに済んでしまいます。

「私は何もできない存在です。」
「何もできない私は生きている価値がありません。」

という感情を無意識的に避けながら、

その代わりに、

「私は一人ぼっちの存在です。」
「私は孤独で、誰もこの辛さをわかってもらえません。」
「経営するということは孤独になるということです。」

という感情や思いで恐怖に蓋をしてしまっています。

他にも考えられますが、
自分の弱さを仮にみせてしまったら、人が離れていってしまう恐怖もあるかと思います。

実際に人が離れてしまって、本当の孤独を感じたくないが為に、表面的な孤独を感じるという、なんとも頭がこんがらがりそうな話しかと思いますが、そういった心理も一つあるかと思います。

自分の居場所がない、なんて恐怖もあるかもしれませんね。

経営者のあなたはどうしたいか?

経営がとても大変なのはわかります。
そして「自分がなんとかしなければ」という気持ちも痛い程わかります。

自分の事は後回しにしながら、メンバー、クライアント、売上、毎月のキャッシュフロー、営業、採用、税務、契約、会社規程、顧客折衝、交渉、新規事業、仕入れなどなど、

たくさんたくさん考えることがありますよね。

でも、本当にこれら全部を、経営者だと言えど、自分一人でできますでしょうか?

弱音を吐かずに自分一人が責任を抱えて、いつまでも全うできるでしょうか?

正直、それは相当苦しいと思います。

完璧な経営者像を目指して、弱音を吐かずに一人孤独に頑張り続ける経営は、いつか必ず崩れる時がきてしまいます。

かといって、自分の本音をメンバーに打ち明けてしまったら、

「社長の癖にそんなこともできないの?」
「社長なのにそんな弱音吐くんだ。」

って言われてしまうかもしれません。

そして、そのメンバーの仕事のパフォーマンスが下がってしまったり、離れてしまったり、言われたことにより自分の無価値感や無力感を刺激されてしまったりするのがとても怖いかもしれません。

だからこそ、孤独を感じながら困ってしまっているのかとは思いますが、この問題は一体どうしたら解決なのでしょうか。

残念ながら、私が「これが答えです、解決です。」という話はありません。

どういった状態が解決なのかは、この問題を抱えている本人の心の中にしか答えはありません。

このまま頑張り続けるのが良いと判断するのか、
若しくは、自分の弱さを認めながら少しずつメンバーに心を開いていき、自分の恐怖と向き合っていくのか。

それは本人が決定することです。

勿論、悩んでいるときは自分自身ではどうしようもなくなり、決断することができないお気持ちは理解できますので、

そんな時こそカウンセラーさんやセラピストさんに相談するのも一つの手段かと思います。

リトリーブサイコセラピーでは電話カウンセリングもしておりますので、もしお悩みであれば一度相談してみるのもありだと思います。

そんなわけで、簡単にではありますが、今回は経営者の孤独の心理について話をしてみました。
是非、何か一つ参考になっていれば幸いです。

ではでは!