心理コラム

人を信じる事ができない理由とは

こんにちは。
心理セラピストのりお(@rio10Xu)です。

人が人と繋がり生きていく為には
相手を信じる事がとても重要ですよね。

信じる事ができるからこそ
相手との深い関係性を築くことができ

その深い関係性が
心の安心感を生み、その安心感を増幅させていけるわけです。

人と人との信用や信頼があるからこそ
協力しあったり、助けあったり、楽しめたり、仕事が成り立ったりと、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が高まります。

その一方で、人を信じる事ができなければ、
常に自分の心の中に不安を抱え

人は、怖い存在であり、敵であり、裏切る存在であり、
何か事が起きても自分で何とかしようと自らの首を絞め
一人苦しむことも多々あるでしょう。

人と気持ちを分かち合えずに、
自分だけなぜか外側にいるような感覚で
心がモヤモヤ、ざわざわ、・・・、何かを訴えているように。

人と関わりたい、深く仲良くなりたいと思っている一方で、
自ら人を避けてしまい、孤独や寂しさ、悲しみを感じてしまう。

人を信じたい・・・。でも信じる事ができない・・・。

というわけで今回は、「なぜ人を信じる事ができないのか。」
というテーマで話していきたいと思います。

人を信じるとはどういうことだろうか

先ず大前提として、
人を信じる事ができない人は

そもそも”人を信じる”とは一体どういう事なのか
自分の中で腑に落ちていない場合が多いのではないでしょうか。

信じる事は、目に見える形ががあるわけではなく
自分の感覚的な想いや気持ちの部分ですので
誰もが一概に理解できるような絶対的なものではないです。

人を信じる事ができる人に、
「人を信じるとはどういう事?」と仮に聞いたところで

そのアンサーは様々であり
「これが人を信じる事です!」という誰にでも当てはまるような明確な答えはありません。

私個人の見解として言うならば、
人を信じるというのは、

“相手の価値観を尊重した上で、相手の言動や、その過程、結果を自分が受け入れている状態”

というように考えています。

相手の価値観を知り、相手の振る舞いや何かに対する結果を目の当たりにした際に、自分自身がその事実を受け入れ、自分が信じたという事実に対して、それが不でも正でも自分が自分を認める事ができるということです。

つまり簡単に言えば、
相手を受け入れつつも、相手がどうであろうと、結果的に受け入れた自分を認められることです。

相手を信じて、自分が信じた通りに相手がこれから先、自分の想定や思う通りになるという事はどこにも保証はありませんよね。

それでも、自分の思う通りにならなくとも、
相手を信じた自分を信じる事ができる。

そして、結果として相手が思う通りにならなくとも、
信じた事自体の自分を肯定的に俯瞰視することができ、

その信じた結果が例え失敗に終わろうとも、
「人は信じられない」というベクトルになるのではなく、”自分の人を信じる基準を変えていけば良い”と、自分を信じるパワーを持ち続けられる事が非常に大切であると考えています。

“自分を信じる事が、人を信じる事に繋がる”というわけです。

人を信じる事ができない理由とは

上述した理論で言うならば、

自分を信じる事ができないが故に
人を信じる事ができないわけです。

そして、それは”信じない事で自分を守る”という
一種の防衛反応でもあると言えます。

人を信じる事ができない人が
信じると言う事はよくわからないけれども
相手を信じて疑うのをやめようとしても

その疑いは完全に消えるわけではなく、

そしていざ実際に、その疑いが現実に起こった場合に
自分はかなりのダメージを受けてしまいます。

・この人に本音を伝えても他言しないかな・・・?
・この人の言う事の通りにやっていて本当に成功するのかな・・・?
・約束したことを本当に守ってくれるのかな・・・?
・恋人が浮気していないかな・・・?

このように疑いを自ら持ち出して
実際にその出来事が起こってしまった時に大打撃を受けないよう
最初から、信じる事をやめようと防衛します。

なんていったって誰だって、傷つきたくないですからね。

人を信じる事ができない人は
その傷つき度合いがかなり深く
例えば幼少期の親子関係で何か問題があった可能性が高いです。

親が全く約束を守らないとか、お父さんとお母さんが違うことを言っているとか、ご近所さんにはいい顔して、家では人の悪口を言っていたとかとか。

そのような家庭環境で、幼少期を育ってきたのであれば、
人を信じる事ができないのはいわば自然な事です。

子供にとって絶対的存在である親ですら信じる事ができないのに、
自分を信じるとか、人を信じるとか、それは至難の業です。

どうすれば人を信じる事ができるようになるのか

「人を疑うのをやめれば信じる事ができます。」

なんて、単純な話ではありません。

無意識的に、疑う感情が出てくるからこそ
困ってしまっているんです。

「相手の良いところを見よう。ポジティブに考えよう。」

というような話でもありません。

無理に見ようとしたところで、それが信じられる事に直結するかというと、そんなわけもないです。

そのような事ができていれば
現に悩みはさらりと消え、人を信じる事ができない、と苦しみませんからね。

では、一体どうすれば良いのか。

それは先程も軽く述べましたが、
相手を信じるどうこうではなく、先ずは”自分を信じる事”をできる事が、何よりも大切になってきます。

自分を信じる為には、
人を信じた事で良かったという成功体験を少しずつ積む必要があります。

自分が傷ついてきた深い孤独や悲しみ、怒り、寂しさを、
日々感じながら都度都度感情を解放していきながらも、

例えば、心理カウンセラーさんや心理セラピストさんに
自分が受け入れてもらえている感覚を少しずつ体感していきます。

受け入れてもらい、信じてもらい、
これが信じられるという感覚なんだなって少しずつ掴んでいきます。

専門家でなくとも、
周りに自分の気持ちを話せそうな友人や恋人、知人がいるならば、
そういう人にちょっとずつ話していくのも良いでしょう。

最初はとても抵抗や怖さがあるかとは思います。

そうやって、小さく小さく成功体験を積み上げていって、
自分の中の「人は裏切るもの」というデフォルトの前提を崩していきます。

その成功体験の積み重ねが
自分の中で、自分を信じるという能力に結果的に繋がってくるかと思います。

人を疑うということが一概に悪い事ではないです。
なぜならば、人を騙そうとする輩もこの世には存在します。

詐欺グループや、自分のことだけしか考えない自己愛的人間もいますからね。

ですので、基本スタンスとして、
自分が信じたい、信じても大丈夫だ、と思った人に少しずつ心を開いていければ、
それが成功体験として積み重なり、
人生がとても好転するかと思っています。

信用信頼に溢れた人間関係を軸に、人生歩んでいきたいですよね。
その為には先ずは、自分を信じる事。

これがとても大切であると、私は考えています。

ではでは!