心理コラム

自己愛の人の特徴と接し方について

こんにちは。
心理セラピストのShuntaro(@HeartyCure)です。

色々な人と関わる中で、めちゃくちゃ自分勝手な人と出会した経験は、少なからずあなたにもあるのではないでしょうか。

人間関係は自分の損得が基準であり、あたかも他人は自分を気持ちよくさせる為の道具のように扱い、いざ思い通りにならないと、不機嫌になり、理不尽な怒りを示し、攻撃的な姿勢になったり・・・。

まるで、世界の中心は自分であり、自分の為に世界が回ってるかのように思い込んでいる人。

それが、等身大の自分を受け入れられずに、自己愛が肥大した人の特徴であると言えます。

こういう人、案外多くいると思います。
職場の上司にいたり、逆に部下にいたり、パートナーがそうであったり、友人や知人がそうであったり。

今回はそんな自己愛が肥大した人との適切な関わり方について、私の経験談を交えてお話していきますね。

この世界は私のために回っている

私の場合ですが、過去に自己愛が肥大した人(以下、「自己愛の人」と省略)と仕事関係でお付き合いがあった経験があります。

とある事情で、その人(仮にAとします)が私にお金を数万円貸して欲しいとお願いしてきた為、当時の私はお金をAに貸しました。

貸す前には、返済の期限を両者納得する形で設けたのですが、その期限が過ぎても返済も連絡もなく、私の方から返済についての連絡を何度かしたのですが、その旨に対する返事はもらえませんでした。

その後、仕事の打ち合わせで直接会うことがあり、返済の件を話したのですが、「そのような連絡は届いていない。」の一点張りで、Aは何も知らない風を装っていましたね。

なぜ、「何も知らない風を装っている。」と思ったのかというと、

連絡媒体も一つのツールだけではなく、いくつかのツール(LINEやメッセンジャー、TwitterDMなど)で送っていたのですが、届いていないと主張するA。

その後に連絡が取り合えて、こうして時間と場所を決めて会うことが出来ているのに、なぜ返済連絡だけ届いていないのかが不思議ですよね。

そもそも、返済期限が過ぎているのに、Aが自ら返済が遅延していることに関しては話題にしてこず、私からその話を切り出すのもまずおかしな話しです。

「返済の件は忘れていた。もう少し待って欲しい。」と、Aからはその際に言われましたが、これはもうそのお金は返ってこないであろうと感じました。

ただ、ここで私が飲み込んで黙っているのも嫌なので、もう少し切り込んで返済の期日を守らなかった理由、連絡が本当に届いていないのか、いつ返済をしてくれるのか、などを、質問していきました。

結局のところ、Aから返ってきた答えとしては、「連絡がきていないのだから仕方がないだろ。返済期限は忘れていたのでそれはどうしようもない。そんな数万円の小さなお金でなんでここまでしつこく言うのだ。今は実際にはお金はあるけど会社のお金だから手が出せない、だから返済はいつになるのかまだ明確には言えない。」

こんなような答えが返ってきた覚えがあります。

逆ギレというか、若干攻撃的な反発姿勢で言われた感じがしました。(まあこれは私の主観ではありますが・・・。)

結果的には、私もそこには折れなかったのでその貸した数万円は返ってきたのですが、その時に私が感じたことは、この人は本当に自分を中心に世界が回っている人だなと思いましたね。

そして、もう基本的に人にお金は貸さないと誓いました。笑

信じられないような話ではありますが、このように自分の非を一切認めない人が世の中にはいます。

Aに関しては普段から、一言で言えば「俺はこんなにすごいんだぜ。」というような話をいつもしていました。

会社での実績や、自分の人脈、人をうまく使っているアピールやらなんやらと。

そして、自分の利益のために人を踏み台にする姿勢がにじみ出ており、自分だけが得をしたい念が強く表れていました。

口では一丁前な事を常々言います。
「お互いが得するように。」「相手の為を思うことが大切。」「人の話に耳を傾けるんだ。」などなど。

お金の一件でお分かりのとおり、口にしていることと行動が大きく矛盾しています。

しつこく返済の件を言い続け、Aが言葉にしていることと行動の矛盾を指摘した時には、かなり落ち込み具合が大きかったように見えました。

その他にも、自己愛の人との関わりの中で被害を受けたことはありますが、このような身勝手な人は結構いるのかと思います。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴

自己愛の人との関わり方に移る前に、一度ここで自己愛の人の特徴について知ってもらえればと思います。

自己愛性パーソナリティ障害と言うこともできるのですが、医師の診断があって初めて認められる部分でもあるので、上記の例に出てきたAには、「自己愛性パーソナリティ障害である。」と、決め付けれることは出来ません。

あくまで、それっぽいな。といった感じではありますが、自己愛性パーソナリティ障害の特徴を見ていきましょう。

自己愛性パーソナリティ障害の診断を下すには,以下の5つ以上により示される,誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如の持続的パターンが認められる必要がある。

・自分の重要性および才能についての誇大な,根拠のない感覚(誇大性)
・途方もない業績,影響力,権力,知能,美しさ,または無欠の恋という空想にとらわれている
・自分が特別かつ独特であり,最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている
・無条件に賞賛されたいという欲求
・特権意識
・目標を達成するために他者を利用する
・共感の欠如
・他者への嫉妬および他者が自分を嫉妬していると信じている
・傲慢,横柄

また,症状は成人期早期までに始まっている必要がある。

診断基準(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition[DSM-5])

自己愛の人は、自分への特別意識が過剰で、他人からの称賛を異常に求めがちです。

自分の思い通りに事を進めようと、人を支配して利用し、都合が悪い相手であれば切り捨てる傾向があります。

自分よりもステータスが高かったり、権力を持っている人にはペコペコして相手に気に入られようと行動し、自分よりも低いと思えば強気に出る姿勢を持ちます。

こういったように、人間関係を上下の関係でしかみる事ができずに、相手が支配に応じてくれている間はある程度満足感は得ているのですが、それが崩れると過剰に落ち込んだり、過剰に上から相手を再度支配しようとします。若しくは、「私が悪かった。許してください。」と過剰に自分下げを始め、相手の許し得られるまで執着し、いざ許しをもらえて関係性が安定してくると、また支配的な振る舞いを始めがちです。

また、自分よりも優れている人には、かなり依存的な態度を見せて、現実的な問題解決を相手に委ねることもあります。

根底には、自分の存在に対する無価値感がある為、それを包み隠すために自分を強く見せる一方、逆に自分が敵わない相手には過度な依存的な態度に切り替わる傾向もあります。

一連の話の流れを聞くと、自己愛の人を悪く捉えがちになってしまい、良いところが見当たらないと思ってしまいますが、一方で、自己愛の特徴を持っているからこそ、大きな成果を出す人も多くいらっしゃいます。

「自分は誰よりもすごい!」と言う誇大妄想が、大きな成果に結びつくこともあるんです。

自分中心に他人を利用した結果、他人に迷惑をかけてしまうことはNGではありますが、しっかりと根底の無価値感を癒し、「他者の言葉に耳を傾ける」ことを大切に出来れば、本当の人との繋がりを得る事ができ、より素晴らしい成果を生み出す力があるのが、自己愛の人の特徴なのではないかと思います。

もちろん、ケースバイケースですし、自己愛でもそれぞれ違いがありますので、一概には言えませんけどね・・・。

自己愛の人との接し方とは

あなたがもし自己愛の人にお困りである場合、どんな接し方が良いのか。

一番良いのは、当然「関わらない」「距離を置く」ことです。

人生の時間は有限ですので、あなたの時間にあなたを傷つける人間関係は全く持って不要です。

ただ、職場が一緒などで、関わりたくなくても関わらないといけないケースがあるかと思います。

そのような時にどう接したら良いのかというと、自己愛の相手の「ゲーム」に乗らない事が大切です。

自己愛の人は、強い人にはペコペコし、弱い人には高圧的支配的に接してくる特徴があるのですから、あなたは自分を下げて相手の要求に逐一答えてはなりません。

何か理不尽な事を言われたら、しっかりとそれを指摘する。あなた自身の意思を殺して、相手に合わせる事をしない。

これが一番、自己愛の人には有効です。

また、相手の依存対象にならないように、相手の思考能力を奪うことはしない。
自分の頭でしっかりと考えてもらうように促す事です。

要は、「私は自己愛のあなたの言いなりにはなりませんよ。」

という態度を示す事です。

そうすると、相手はあなたを支配も依存もできない相手であると認識し、興味がどんどん薄れていきます。

自己愛ゲームに乗ってしまうからこそ、自己愛の人のターゲットになってしまっていると言う事を、先ずはあなた自身が自覚する事が何よりも大切です。

そして、指摘することや依存させないことは、相手のためでもあります。
相手がいつ気付くかは相手次第ですが、上記のような態度が、お互いにとってプラスになるものであることをお伝えしておきます。

今回は少し長くなってしまいましたが、学びになってもらえたら幸いです!

ではでは!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜リトリーブサイコセラピーを身近に〜

自分ではなかなか解決しがたい心理的な問題を、
プロの手を借りて整理してみてはいかがでしょうか。

お気軽に相談できる、
電話カウンセリングサービスがオススメです。

詳細はこちらから